＊フェアトレードについて​

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　フェアトレードでは、仲介人や小売店による中間搾取という問題を取り払い、生産者と消費者とがより近い形で“公正に”取引できるような貿易を目指しています。

　仲介業者が減ることによって、生産者が不当に安い価格で買い叩かれることや、恒常的な低賃金労働者が発生することを妨げうるのです。それがいずれ、フィリピンの人びとの雇用機会の増大、暮らしの保障につながるかもしれません。















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　自分の暮らす村で仕事の機会があれば、出稼ぎのために村を離れ都市のスラムで暮らしたり、劣悪な労働環境に苦しんだりする人が少なくなります。現地労働者がその地で新たな技術を学んで生産能力を向上させることで、仕事への自信を取り戻し、労働者としての権利が確立し、自力で生活する力を獲得できる。この“自立”を後援するのがFTの主な役割なのです。簡単に言うと、魚の捕り方を知らない人に魚をそのまま渡すのではなく、魚の「捕り方」を教える、ということです。そして、獲れた魚を公正な価格で買い取る、というスタイルを目指します。